トレンドブログで最も収益を左右する『ネタ選び』について|その理由や選び方も

ブログで稼ぐことにおいて大事なことはたくさんありますが、

そのなかでも特に重要なのが『ネタ選び』です。

特にトレンド系のネタやキーワードを狙った雑記ブログをやっている人にとっては、一番大事なことといっても過言ではありません。

逆に言えば、

ネタ選びの精度さえ高ければ、その他が多少粗かったとしても稼げてしまうことはままあります。

今回は『ネタ選び』が大事な理由についてと、僕が実践しているネタ選びの方法について解説していきます。

目次

ブログにおいて『ネタ選び』が最も重要な理由

ブログで稼ぐことにおいて何が一番収益を左右するかといったら、やはり『ネタ選び』です。

これはトレンド系のキーワードを狙った雑記ブログであろうと、

1つのテーマに絞った特化型ブログであろうと同じです。

どんなにキーワード選びの精度が高くても、

どんなにタイトルが秀逸で惹かれるものでも、

どんなに記事の質が良くても、

書くネタを選ぶのに失敗していたら、その時点でアクセスは来ませんし、稼ぐことはできません。

例えば、

『ダンゴムシの繁殖方法』を知りたい人なんているでしょうか?

わざわざ検索してまで調べる人が果たして何人いるでしょうか?(ダンゴムシさんごめんなさい)

いくら読みやすくて、情報量が豊富で、最新情報も書かれていて、魅力的なタイトルだったとしても

そもそも「ダンゴムシの繁殖方法を知りたい」という需要が少なすぎるんですよね。

ブログといえども、根本的にはビジネスです。

需要があって、そこに供給して初めて成立します。

そもそも需要がないところにどれだけ質が良いモノを供給しても、ビジネスとして成立しません。それを欲しい人がいないですからね。

『ネタ選び』の精度が低いというのは、検索需要をとらえる能力が低いということです。

『ネタ選び』において必ず意識すべきポイント5つ

『ネタ選び』するときに強く意識すべきポイントは5つあります。

もちろん、僕も普段から必ず意識しているポイントでもあります。

検索需要の有無

まず大大大前提として、検索需要があるネタしか選びません。

上述したように、いくら良いモノでも欲しい人がいなければ売れませんからね。

そもそも人々がなぜ『検索』という行動をするのかというと、

何か「知りたいこと」だったり、「解決したい悩みや疑問」があるからですよね?

であれば、「知りたい」「解決したい」と思っている人が多いネタ(=検索需要が有るネタ)を選ばなければいけません。

当たり前のように思えるかもしれませんが、

「それ知りたい人いる?」と思うようなネタを書いてしまっている人はたくさんいるし、

キーワード選びとかライバルチェックをしていると書けそうなネタが制限されてしまい、

最終的にニッチなネタ=検索需要が少ないネタに走ってしまうパターンはすごく多いです。

大大大前提として検索需要があること。

これを外してしまった時点でどんなに良質な記事でも稼げません。

検索需要の大きさ

検索需要が有ることが前提ですが、「どれくらい検索されるか」という尺度も非常に大事です。

もちろん、検索需要が大きいに越したことはないので、そういうネタをどんどん狙っていかなければいけません。

『検索需要の大きさ』は、この3つにポイントで考えられます。

  • パイの大きさ
  • 話題の熱量
  • 疑問の深さ

一つずつ見ていきましょう。

パイの大きさ

ビジネス的にいえば『市場規模』ですが、

ターゲットとなる人はどれくらいいるの?ということです。

100匹しか魚がいないところで漁業を行うのと、100万匹いる大海原で漁業を行うのとでは、
どちらの方がたくさん魚を捕まえられそうでしょうか。

言うまでもなく100万匹いる大海原だと思います。

であれば、

検索する人が100人しかいなさそうなニッチなネタで勝負するのではなく、
100万人くらいいそうなパイの大きいネタで勝負すべきだということです。

ブログのネタでいうと、

  • 大谷翔平の彼女に関する情報
  • レゲエグループのメンバーに関する情報

これならどちらの方が“パイ”が大きいと思いますか?

もちろん、大谷翔平さんの彼女に関する情報の方が、パイは大きいです。

今や日本人で大谷翔平選手を知らない人はいないと言っても過言じゃないくらいに有名ですし、現在進行中で活躍していますし、ファンもたくさんいます。何より日本では野球というスポーツは盛んです。

一方、日本人でレゲエが好きな人ってどれくらいいそうですか?

もちろん一つの大きなカルチャーではありますが、大谷翔平ほど関心を持っている人が多いとは思えませんん。(日本では)

いくらレゲエ界隈で超話題になっていたとしても、「知りたい!」と思う人がたくさんいるネタでも、

そもそも日本におけるレゲエのパイは小さいので、見込めるアクセスの天井(上限)は低いと言わざるを得ません。

特定のジャンルやカルチャーについて書くのがダメということではありません。

話題性の大きさによっては僕も書くことはありますが、特定の界隈という時点でパイが絞られると考えた方が良いです。

国民的な俳優や女優、アーティスト、アイドルに関するネタの方が圧倒的にパイは大きいですからね。

僕ならできるだけそっちを狙います。

話題の熱量

その話題がどれくらい盛り上がっているかも、非常に大事なポイントです。

週刊誌の熱量はスゴイが、世間の温度感はそこまで・・・みたいなことはよくありますからね。

当然ながら世間の関心が高く、盛り上がっているネタの方がアクセスは来やすいです。

話題の熱量は『検索需要』に直結するので正確にとらえられるようにならないといけません。

疑問の深さ

ただ、ここが勘違いしやすいポイントではあるのですが、

【話題になっている=検索需要がある】では決してありません!

いくら話題になっていても「知りたいコト(検索したくなるような気になるコト)」が生まれていなければ、当然ながら検索需要はありません。

例えば、

これを書いている2022年6月17日は、夜中(朝方)に徳島県南部で震度4の地震がありました。

Twitterのトレンドには「地震大丈夫?」というワードがトレンド入りし、

『地震』というワードがその日のトレンドワードで圧倒的1位でした。

2022年6月17日のGoogleトレンド

しかし徳島県南部で震度4の地震が起こったことに関して、何か「知りたいこと」って生まれたでしょうか?

「津波は発生したのだろうか」とも別に思わないし、「震源地の深さはどれくらいだった?」とかもあまり気になりませんよね。

仮に気になって検索したとしても、気象庁の公式発表などで確認するため、おそらくあなたが書いた記事は見ません。

一応話題にはなったかもしれませんが、特に検索需要は生まれていないんですよね。

「週刊誌が報じたから」「Yahoo!ニュースのトップになっていたらか」「Twitterでトレンド入りしていたから」「YouTubeで再生回数が多かったから」

などの理由で記事を書こうとする人は多いですが、話題になっている→書くというのは早計です。

「そこから何か検索されるような知りたいことは生まれたか?」がめちゃくちゃ大事なわけで、
話題になっている→検索需要が確認できた(ここが重要)→書くが正解です。

とはいえ、「話題になっているか」やその熱量も大事なポイントではありますよ!

検索需要の持続性

そのネタはどれくらい検索需要が続きそうですか?

3ヵ月、半年、1年と検索され続けられそうなネタか。

あるいは今日だけめちゃくちゃ盛り上がって、明日にはもう需要の波が引いてしまってそうか。

ショートネタ(1日~数日間)を書くのも悪くはありません。

その日限りとはいえ、そこでアクセスを大量に集められればサイトパワーが強くなるので。

だけども放置しても安定した収益が入るような資産ブログを作りたいのなら、

その日限りでアクセスが来なくなるようなネタばかりを書いていても仕方ありません。

逆に僕は「これから検索需要が伸びそうか?」という長期の目線でネタ選びをすることが多いです。

ここで2017年に社会現象にまでなった『ブルゾンちえみ』で見ていきましょう。

ブルゾンちえみの検索需要の推移

2017年1月1日のおもしろ荘で優勝し注目されましたが、その時点ではまだブレイクせず。

しかし2月にR-1の決勝に進出したことで、春以降ゴールデンタイムのバラエティ番組に出演するようになり、

8月末の24時間テレビでチャリティーマラソン走った時がブレイクの絶頂となり、

2017年末まではブルゾンちえみ一色で、社会現象になるくらい年間を通して売れました。

ブルゾンちえみ
出典:HUFFPOST

さて、

どの時点でブルゾンちえみさんについて書いていたら大きく稼げていたと思いますか?

答えは、1月1日~2月中旬くらいまでの間です。

おもしろ荘で注目された時点で記事を書いていたら最高。

あるいはマークしておいて、R-1の決勝に進出すると分かった時点で「これはブレイクするな(=検索需要が伸びるな)」と推測して記事を仕込む。

もしそれが上位表示できれば、年間を通してブルゾンちえみさんの記事で大きく稼ぐことができました。

僕はことのときまだブログやっていなかったので書いていないですが、

知り合いの起業家さんはたった3記事で計100万円以上、ブルゾンちえみさんで稼いでいました。

これがチャリティーマラソン走る8月とかに記事を書くとかだと、もう遅すぎるわけです。

すでにライバルが多すぎて上位表示するのは至難ですし、タイミングを逃し過ぎています。

こんな感じで、「今だけではなく、これから話題性や検索需要が伸びそうか?」という部分はめちゃくちゃ見ています。

ちなみにその方は、ピコ太郎やりんごちゃんのブレイクも早めに察して書いたことで、
2~3記事で数十万円~100万円!みたいなことを度々していました。

僕の経験でいえば、マジカルラブリーやジェラードン、パーパーのほしのディスコに関する記事は早めのタイミングで仕込むことができたので今でもアクセスが来ています。

タイミング

ネタを書くタイミングというのは非常に、非常に重要です。

とくに速報系のネタですね。

新規キーワードはライバルがまだいないので、極端な話どんなにクオリティーが低い記事でも簡単に上位表示できます。だって他にそのキーワードで書いている人がいないからです。

どんなに質の悪い記事でも、すぐに書いてすぐに投稿し、ライバルがいないうちにアクセスを独占してしまえば、後続の記事がぽつぽつと出てきたとしても抜かされにくくなります。

これをのんびりのんびりと記事を書き、ライバルたちの”後”になってしまうともう厳しいです。

特に速報系は、1時間の差で獲得できるアクセス数が変わるので、スピード感が非常に大事になります。

速報系でなくとも、やはり早めに仕込むことに越したことはないです。

上では『ブルゾンちえみ』を例に出しましたが、

おもしろ荘で注目された時点でブルゾンちえみについて何記事か仕込んでいた人は、
その何記事かだけで合計100万円以上の収益を稼げていました。(もちろん上位表示されていることが前提)

しかし、春以降ゴールデンのバラエティに出ているブルゾンちえみさんを見て慌てて書いた人はもう遅いわけで、

すでにライバルたちがたくさんのアクセスを集めているので、後続で書いた記事が抜かせる可能性は低いです。(記事の質が飛びぬけて良かったり、切り口が秀逸ならイケるかもしれませんが至難の業)

だから、「今話題になっていること」や「これから話題になりそうなこと(検索需要が伸びそうなこと)」は、できるだけ早めに書いておきたいです。

ライバル

どんなに検索需要のあるネタでも、すでに強力なライバルが検索上位を独占しているようなネタは避けましょう。

  • 大手ニュースサイト
  • 大手週刊誌
  • 運営歴の長い特化型サイト

このようなサイトを抜いて、上位表示させることはかなり至難の業です。

例えば、

本日(2022年6月19日)、格闘技の大会イベント『THE MATCH』で那須川天心選手と武尊選手の世紀の一戦が行われます。

そこで試しに、

【天心 武尊 予想】

と検索してみましょう。

天心対武尊の勝敗予想

1ページの上半分に入ることを目指したいところですが、

スポーツを専門とした法人のメディアや、大手ニュースサイトが上位に来ています。

この3つのサイトを抜かして上位表示させることは、個人のメディアではどんなにサイトパワーが強くても相当難しいです。

ちなみに、1ページの下半分もスポーツを専門とした特化型サイトが、高いクオリティーで記事を書いているので、

もしあなたがトレンド系の雑記ブログを運営しているなら、やはり1ページ目に入ることは難しいです。

ビジネスにおいて、勝てないところで勝負するのは絶対にやってはいけないことなので、

ネタ選びにおいてライバルの強さは前提ともいえる大事なポイントです。

『ネタ選び』に使うツールや、具体的なやり方

『ネタ選び』に関して大切なことはすでに上でお伝えしました。

他の記事でも書いていますが、

抽象度が高い(=本質的な)ことほど重要で、具体度が高い(=個別具体的なテクニックなど本質から離れている)ことほど重要度は低くなります。

なのでこのパートはサラッと行きます。

ネタ選びに使うツール

僕は主に以下のツールを使ってネタ探しやネタ選びを行っています。

  • Twitter
  • Yahoo!
  • テレビ欄
  • YouTube
  • LINEニュース

ネタ探しとは何かというと、世の中の声に耳を傾けることです。

今誰が面白くて、どんなことが話題になっているのか。何が世間を騒がせているのか。これから何が(誰が)ブームになりそうか。

こういったことを把握するために、TwitterやYahoo!、ニュースサイトやYouTubeに目を通します。

意外に思われるかもしれませんが、ラッコキーワード(旧:goodkeyword)はほとんど使っていません。

ネタ選びの具体的なやり方

Twitter

主に『トレンド』を見て、“今何が話題になっているか”を把握します。

Twitterのトレンド
Twitterのトレンド

Twitterのすごいところは、“今”世間で何が話題になっているか分かることと、話題の温度感が分かるところです。

気になる情報はTwitterで検索をかけ、どんな声が多いのかを把握したり、頻出しているワードを拾います。

頻出しているワードは、タイトル付けのときのキーワードとして使うことが多いです。

Yahoo!

Yahoo!ニュースで世間の関心がありそうなネタを探すのはもちろんですが、

コメント欄(ヤフコメ)にも目を通してざっくりどんな意見上がっているかや、コメント数からどれくらい話題になっているのか、また話題の温度感(炎上しているのか、どうでもよさげか)を把握するようにしています。

さらに、ヤフーニュースのサイドバーに『アクセス数ランキング』や『コメント数ランキング』があるので、どんなニュースが世間の関心を集めているのかを把握するようにしましょう。

また、ニュースだけじゃなく『ウェブ検索の急上昇ワード』『リアルタイム』もチェックします。

ウェブ検索の急上昇ワード
ウェブ検索の急上昇ワード

『ウェブ検索の急上昇ワード』は、何も単語を入力せずに検索ボタンを押すと表示されます。

リアルタイム
リアルタイム

リアルタイムは、検索エンジンの上に『ウェブ』『画像』『動画』と続く6番目にあります。

これもTwitterのトレンドと同様、“今”なにが話題になっているのか(注目されているか)を把握することができるのと、実際に検索されているキーワードが直接分かるという利点があります。

LINEニュース

Yahoo!ニュースの補強として、僕はLINEニュースにも目を通すようにしています。

人によってはグノシーも読んでいたり、他のニュースサイトを見ていたりしますが、ユーザー数の多いニュースサイトを見るのが良いと思います。

これも最近話題になっていることや、誰の何が話題になっているのか。これからどんなことが注目されそうかが分かります。

YouTube

YouTubeの『探索』というところから『急上昇』にいくと、今どんな動画が再生回数が回っているかがランキングで表示されます。

個別の動画をチェックする際は、必ずコメント欄にも目を通し、どんな意見があるか。なにか検索されそうな疑問(=検索需要)は生まれているかをチェックしたり、コメント数から盛り上がり具合を把握したりします。

また、僕はイチユーザーとしてYouTubeは利用しているので、急にオススメに出てきたような動画はチェックすることにしています。

意外と世間ではバズっている動画(チャンネル)だったり、今伸びていていずれ数百万回再生される動画になったりするので、自分の興味あるなしだけでスルーしたりはしないですね。

テレビ欄

僕が使っているのはYahoo!のテレビ欄ですが、

チェックするのはゴールデン・プライムの時間帯に放送されている視聴率が高い番組です。

  • 行列のできる法律相談所
  • 踊る!さんま御殿
  • 水曜日のダウンタウン

などなど。他にもあります。

またこういった番組は公式のTwitterをフォローしておいて、次週に関する最新情報を拾うようにしています。

見慣れないタレントの名前があったらテレビ欄の検索窓で検索し、他にはどういった番組に出演するのか。

また一週間でどれくらいのテレビ出演本数があるのかをチェックします。

ポイントは、「最近よくテレビで見かける人を探す」という感覚で、一週間分ざっくりと目を通すことです。

あまり特定の番組の特定の人を書こうとするのは、

実際に話題になるかどうかは放送されなければわからないので博打性が高すぎます。

あくまでも最近テレビ出演が増えてきている人(つまり注目されている人。ブレイクしかけている人)を探す感覚です。

【まとめ】『ネタ選び』は最も収益を左右する

最後にまとめに入ります。

長くなってしまいましたが、ブログ運営において『ネタ選び』というのは収益を一番大きく左右する大事な作業だということを深く理解していただきたいです。

特にトレンド系のキーワードを狙う雑記ブログにおいては、『ネタ選び』がすべてといっても過言ではありません。

キーワード選定やタイトル付け、記事の中身など他にも大事な要素はもちろんありますが、『ネタ選び』がちゃんとできていてのことです。

紹介した『ネタ選び』において意識すべきこと5つは必ず押さえるようにしてください。

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