ビジネスでは「行動」と「継続(習慣化)」が大事だとよく言われますが、
実際にこれらを高い水準でやっていくのは意外と難しいことです。
毎日ブログを書くことを習慣化できたが、なぜか記事を書くのがとても苦痛に感じるときがあったり、どうにもやる気が出ない日があったり・・・
また、一度休んでしまうとせっかくの習慣化が”解除”されてしまい、ふたたびPC開いて記事を書くのがとても億劫に感じてしまったり・・・
行動することに恐怖のようなものを感じるようになり、ハードルが上がりすぎてしまっている状態。
これはビジネスを始めた人なら、誰にでも経験があることです。(もちろん僕もあります)
今回は、継続することや行動を起こすことが苦痛に感じ、挫折してしまいそうな人に向けて大切な心構えをお伝えしていきます。
なぜ「行動」や「継続」がしんどくなってくる?
僕はブログを始めてかれこれ3年半経ちましたが、決して1日も欠かさず記事を更新し続けたわけではありません。
むしろがっちり習慣化して継続できた期間よりも、サボって手つかずになってしまった期間の方が長いくらいです。
サボりが続いた期間はメンタル的にめちゃくちゃしんどく、
ブログを書くのが辛すぎる → サボる → 罪悪感で病む → でも記事を書くのが辛いからサボる → 罪悪感でどんどんメンタルがやられていく |
この負のループにハマってしまい脱出するのに数週間~1ヵ月くらいかかったりしたものです。
ブログで全く稼げていないわけではありませんし、
がっちり習慣化して“モード”に入っている時は、20代会社員の月給くらいの月収は稼ぐことができていました。
行動のハードルが上がりすぎている
僕がブログ更新を「辛い」と感じて行動が止まってしまうときには、いつもパターンがありました。
カンタンに言うと、
記事を書くことの「ハードル」が上がりすぎていることです。
初心者であれば、何文字の記事であれ、どんな出来の記事であれ「書いたこと自体」に満足感を得られて自分を褒めてあげられるので、一喜一憂することはありません。
ブログを書くことが楽しく、気持ち的にも前のめりで実践することができます。
しかしブログを書くことに慣れ、実践歴が長くなって上達してくると、
「書くこと自体」に満足感は得られず、クオリティだったり結果やフィードバックを求めるようになります。
自分の課題も浮き彫りになり、それらを修正し乗り越えるのに四苦八苦することもあるでしょう。
これ自体は至極真っ当なことです。実際に「収益」として成果が出なければ意味がありませんからね!
だけども、
クオリティを高めることや足りないものばかり意識しすぎていると、今の自分(のレベル)がダメダメなように感じ、
そんなダメダメな自分が書く記事では成果が出ないという“ゼロひゃく”の思考に陥ってきます。
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こういうような錯覚に陥り、「100点以外は0点で無意味」みたいな完璧主義になっていきます。
こうなってくると記事を書くことのハードルが爆上がりするんですよね。
出来の悪い自分を見たくない
実践歴が長くなってきたり、自分なりに学びながら実践していくと、自分の課題(修正点)が浮き彫りになっていきます。
それらを1つずつ修正していくことでビジネスのレベルが上がっていくわけですが、
一朝一夕では直せないような課題や癖もたくさんあると思います。
コンサルタントにボコボコに指摘されたり、同じ指摘を何度もされて凹むこともあるでしょう。
自分のビジネスの課題を認識できるようになるのは成長している証ですが、
自分の欠点(足りないところ)を直視するのは誰だって辛いことです。
書いた記事書いた記事で「またダメだ…」「あ、また同じミスをしてしまった」が続くと“恐怖症”みたいな感じになってしまいます。
出来の悪い記事や出来の悪い自分を見るのが嫌だし、また凹むのが嫌だから、記事を書くのがとても億劫になるんですよね。
また、
サボり期間が続くとブランクで感覚が鈍ってくるため「どうせダメな記事しか書けないしな…」と思ってしまい、それが一歩目を踏み出せない要因になってしまいます。
つまりは、『ダメな自分』や『自分が作ったダメな記事』を見たくない。今の自分のレベルを直視したくないのです。
自己嫌悪することに対して恐怖感を抱いてしまっているため、行動することや継続することがしんどくなってくるわけです。
完璧主義を捨てよう!「やらない」よりかはマシ
行動や継続が辛くなってしまう原因についてお話してきましたが、「じゃあどうしたらいいか」の部分についてこれからお話していきます。
自分への期待値を下げる
何が言いたいかと言うと
未熟であることに萎える必要なんてないということ。現実が理想通りじゃなくたって、理想はあくまで理想。
未熟で当たり前なんだから。
— Shota Takahashi (@Shota__T1027) March 28, 2021
そもそも自己嫌悪する理由は「期待した自分」と「実際の結果(現実)」にマイナスの乖離があるからです。
先生や上司に「お前は期待外れだ」「失望した」などと何度も何度も言われ続けたら、自信も無くなるし自己肯定感も下がりますよね。
自己嫌悪するというのは、そういうことを自分自身にしてしまっているということなんです。
自分にそこまで期待していなければ、
極端な話PC開いただけで100点満点!と思うことができれば、ブログがしんどくなることはありません。
僕もそうでしたが、多くの人は自分への期待値が高すぎると感じています。
毎回同じクオリティ(満足度)の記事を書くことなんてできないし、
指摘されたことを1回で修正することなんてできないし、
1日も休まず記事を更新し続けることなんて大半の人はできないし、
全てのブログ実践者のなかで自分が一番質の高い記事を書けるわけではないし、
自分が一番ネタ選びやキーワード選びの精度が高いはずなんてない。
誰が見ても100点満点の記事なんて書けないし、そもそもブログに100点満点なんてない。
にもかかわらず、自分にはそれは出来る(出来ているべきだ)と無意識レベルで考えてしまっているから、現実を見るのが辛いわけです。
良い意味で「自分に期待しない」「未熟な自分が当たり前として受け入れる」というのは、
ビジネスが辛くならないようにするための大事なマインドセットになります。
減点方式をやめて加点方式にする
失敗を恐れてってこともあるけど、
クオリティを求めるあまり「これならやらない方がマシ」と辞めちゃう事がある。ブログで言えば、書かないより100字でも書いた方がマシ。
当たり前だけど、やらないよりかは良いに決まってる。#初耳学 #林先生の初耳学 #原監督— Shota Takahashi (@Shota__T1027) January 10, 2021
「出来なかったこと」「やらなかったこと」にフォーカスして減点していくをやめましょう。
そもそもビジネスは自分の勝手で始めていることであり、やらなくたって誰の迷惑にもならないわけです。
もっと言えば、ビジネスをやっていようがいまいが、稼いでようがいまいが人間的な価値は変わらないわけです。
その状況でブログをやっている自分は、間違いなくそれだけで“プラス”なのだから、
仮に結果がついて来なかったとしても、満足できる出来じゃなかったとしても、ちょっとサボってしまったとしても、
減点するのではなく、あくまでも「やったこと」「出来たこと」にフォーカスして加点していく癖をつけましょう。
※注意点
「反省」することは大事ですが、「反省」と「自己否定」は全く違うし「自己否定」は百害あって一利なしです。
「反省」と「自己否定」がごっちゃになっているのであれば、一度「反省」ごとやめてみるといいです。
「平均点」を上げる感覚を持とう
最近変わったことといえば、「平均値を上げる」意識になったこと。
常に100%のパフォーマンスを出すなんて無理で、
完璧主義に陥ると100%が出せなければしんどい。でも、平均値を上げてく意識になると、ダメな時にも寛容になれる。
— Shota Takahashi (@Shota__T1027) March 4, 2021
ブログでも何でもそうですが、常に100%のパフォーマンスを出すことも、必ず同じクオリティーのアウトプットをし続けることも、現実的に考えて不可能です。
どんなに頑張ったって、良い時もあれば悪い時もある。クオリティにムラがあるのは当然のことです。
常に最高点を叩き出そうとする意識でいると「良くなかったとき」にどうしてもしんどいし、無駄に落ち込むことになります。
なので、「平均点を上げる」イメージか「最低ラインを引き上げる」イメージを持つと良いです。
自分のなかで良い時が80点で悪い時が40点、つまり平均点が60点だとしたら、その平均点を65点、70点、75点と上げていく。
あるいは、「どうにも悪い時」が40点だとしたら、それをどんなに悪くても45点、50点、55点になるよう引き上げていく。
そんなイメージです。
プロ野球選手や世界レベルのアスリートが、活躍したにもかかわらずインタビューなどで「満足していません」「反省点ばかりです」というようなコメントをよくしますが、
世界レベルのメンタリティーを持っているからそれを自己成長へと繋げられるのです。
やらなければ「ゼロ」!まずは1つでもやろう
とにかくやればいい。
質を高めるのはもちろん大事だけど、
完璧主義に陥ると「行動」「継続」のハードルが激上がりしてしまう。勉強と実践、これを淡々と積み重ねていくのみ。
— Shota Takahashi (@Shota__T1027) March 24, 2021
どれだけ自分としての評価が低かったとしても100、200と行動を積み重ねていけばそれなりのモノになります。
ブログに関して言えば、どんな記事がハネるかなんて分かりませんし、意図せぬ爆発を起こして大きな収益になることだって普通にあります。
そして、
当たり前ですがやらなければ「ゼロ」です。
仮に100点満点中10点の低クオリティの記事だったとしても、ゼロよりかは全然良いじゃないですか。
ゼロはいくら積み重ねてもゼロですから。
もしも自分のなかで行動のハードルが上がってしまったり、
不出来なアウトプットに自己嫌悪するのが怖くなってしまったら、
「なんでもいい!ゼロ(やらない)よりかはマシだ!」と心の中で唱えて、まず一つすぐに何かやりましょう。
完璧な記事なんて書かなくたって、500文字でいいんです。
繰り返しになりますが、やらないよりかは遥かに良いです。
その上で、
出来れば感情を排除して、淡々とマシーンのように行動するようにしましょう。
結局のところ、やるしかないんです。
やる気が出ないときは誰にでもある
最後に、そもそも「やる気」や「モチベーション」に波があるのは皆同じなんだよ、という話をします。
あなただけではありません。
もちろん個人差はありますが、誰にだってやる気が出ないときや、ブログを書くのが苦痛なとき、PCを開くことすら辛いときはあります。
一度サボってしまうと再開するときの足取りが重くなるのも、みんな同じです。
ですが、ブログを始めて数カ月間、あるいは1年以上1日も休まずに更新をし続けるなんてほとんどの人はできませんし、
常に100点満点のアウトプットをすることも、書いた記事すべてがヒットして大きな収益を生むことも不可能です。
そのときの気の持ちようというかマインドセットって超重要で、
完璧主義に陥っていると一つ一つの行動のハードルが上がりすぎて足取りは重くなりますし、
自分の課題や未熟な部分ばかり見ていると行動恐怖症になり、同じく足取りは重くなります。
そうならないための正しいマインドセットとして
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このようなことをお伝えしてきました。
僕自身「行動」や「継続」が安定してできずに挫折を繰り返してきた人間なので、これらは身をもって言えることですし、
逆に「行動」や「継続」を高い水準で行って成功してきた起業家さんたちを見て共通している部分でもあります。
ぜひ完璧主義を捨ててガンガン行動、そして継続していってください!